青々吉日 TSURUGA WAKASA Autumn&Winter
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秋に暦・陰陽師特別展が開催決定!現在の日本社会にある暦に対する感覚は︑明治時代に太陽暦が採用されたことが大きな画期となったことはよく知られています︒しかし︑それ以前の江戸時代までの暦は陰陽師が関与して作成されていたことは忘れられかけています︒そうした陰陽師の︑天文観測に基づき︑暦を作成し︑それに伴う占いやまじないに携わっていた実態について︑歴史や民俗を総合的に紹介します︒以下の三館がそれぞれのテーマで展示を行います︒暦会館暦会館「安倍家」と「暦の歴史」がテーマの資料館。昔の天文器具や古い時代の暦など、暦に関する資料が見られます。22名越祓い・八朔祈祷祭名越祓い・八朔祈祷祭(なごしのはらい・はっさくきとうさい)(なごしのはらい・はっさくきとうさい)大昔から水無月の大祓とも呼ばれ、朝廷や貴族の間で行われてきました。1年の折り返しで季節の変わり目である旧暦6月30日に心身の穢れを祓い清め、また心機一転して残り半年を穏やかに、清らかな気持ちで過ごせるよう願う大切な神事です。安倍晴明暦安倍晴明暦日本の各神社では毎年「暦」を出していますが、日本の暦作りに安倍家(土御門家)が長年携わってきた歴史もあり、その大半はここ天社土御門神道本庁の土御門文書編纂所が作ったものをもとに作られているといわれています。開催期間開催場所若杉家文書 反閇作法并作法(部分)京都府立京都学・歴彩館蔵 鎌倉時代末期写真提供:京都府立京都学・歴彩館 京の記憶デジタルアーカイブ令和6年10月5日(土)~11月4日(月)福井県立若狭歴史博物館、おおい町立郷土史料館、おおい町暦会館 

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