青々吉日 TSURUGA WAKASA Autumn&Winter
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紅葉と光の演出敦賀・若狭の景色敦賀・若狭は︑山々に囲まれた自然豊かな土地柄から四季折々の色鮮やかな景色を見せてくれます︒小浜市にある萬徳寺は︑紅葉の名所として知られています︒江戸時代初期に造られた枯山水庭園は若狭地方随一の名園です︒﹁日本の紅葉百選﹂の一つに選ばれたもみじは景観を彩り︑訪れる人たちの目をなごませてくれます︒例年の見頃は11月中旬~11月下旬︒山々が秋の装いを見せる頃︑敦賀・若狭の冬支度は始まります︒敦賀市の冬を代表するミライエは︑金ケ崎緑地一帯にLED電球約65万個の灯りで彩られる北陸最大級のイルミネーション︒テーマは鉄道と港︒全長70メートルのトンネルやイルミネーションモニュメントがきらびやかな空間を演出します︒ LEDを灯す電気は︑敦賀市民が持ち寄った廃食油を活用︒ミライエの思いに賛同したボランティアスタッフの協力により支えられており︑まさに市民で作り上げているイベントです︒多くの人たちの手によって支えられた色とりどりの光に包まれていると︑寒さを忘れてしまいそう︒毎年11月から12月にかけて開催しています︒青蓮寺青蓮寺三方石観世音三方石観世音ミライエミライエ萬徳寺萬徳寺ミライエミライエ27若狭小浜藩初代藩主の京極高次が再整備した青蓮寺にある高さ30m以上、幹の太さ3.8m以上の大イチョウの木。江戸時代、二代藩主の酒井忠直公が植えたと伝えられています。石段を上がっていくと途中に石の鶏があるのは、一夜で観音像を彫っていた弘法大師が、夜明けを告げる鶏の声で、右手首から先を彫り残したと伝えられるため。手足の不自由な人にご利益があるとされ、参拝者がたえません。秋は紅葉が美しいことで知られています。      09

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