青々吉日 TSURUGA WAKASA Autumn&Winter
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十二月▼若狭町仮屋区で300年以上続くとされる、5歳を迎えるこどもたちの成長を祝う伝統行事。高さ5mの炎を囲み子どもの健やかな成長を願います。その昔、38人の子どもたちを引き連れて訪れた人が亡くなり、寒さに震える子どもたちのために、各家からわらを一束持ち寄りどんど焼きをして温めたことが由来とされます。▼室町時代から伝わる、山の神様に感謝し集落の平穏を祈る伝統行事。子どもたちは、大声ではやしながら山道を大日堂まで駆け上がり、帰りは顔や体をお米をお酒にひたしてつぶした粢(しとぎ)で白く塗ります。これは地蔵に化けるのだといい、本来出会ってはいけない山の神様から逃れるためと伝えられています。8 敦賀港イルミネーション﹁ミライエ﹂︵敦賀市︶たたき網漁︵若狭町︶おしたきどんど︵若狭町︶山の神講︵やまのかんこ︶︵敦賀市︶若狭かれい皇室献上︵小浜市︶十一月~十二月十二月上旬~三月末上旬上旬十二月~一月おしたきどんどおしたきどんど山の神講(やまのかんこ)山の神講(やまのかんこ)師走り回る月

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