青々吉日 TSURUGA WAKASA ダイジェスト版
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師走り回る月睦びの月衣更着の月2星祭り(土御門神道)星祭り(土御門神道)4日向の水中綱引き日向の水中綱引き5御食国御食国十二月一月二月()()()たたき網漁︵若狭町︶おしたきどんど︵若狭町︶山の神講︵やまのかんこ︶︵敦賀市︶若狭かれい皇室献上︵小浜市︶氣比神宮若水祭敦賀市敦賀西町の網引き敦賀市水中網引き美浜町野坂だのせ祭り︵敦賀市︶星祭り︵小浜市・高浜町・おおい町︶土御門神道中山寺飯盛寺青海神社柴の実入れ︵高浜町︶若狭は︑奈良時代には天皇や貴族の食を支えた御食国︵みけつくに︶となりました︒そしていつしか聖なる食を育む国として︑不老長寿伝説を生み出します︒歴史に思いをはせながら︑日本の食文化を再発見しませんか︒上旬上旬十二月~一月元日中旬中旬下旬十一日6福井県年縞博物館福井県年縞博物館❶若狭は、古代から大陸からの海の道と都へつながる陸の道が結束する拠点となった地であり、「鯖街道」と呼ばれるこの街道群では祭礼、芸能、文化が広く伝播・発展し、現在も息づいています。 ➋陰陽師「安倍晴明」の子孫である「土御門家」が戦火を逃れ道場を開いた地が若狭国名田庄。現在でも儀式が行われています。 ❸人魚の肉を食べ、永遠の若さを得た八百比丘尼。その伝説は様々に形を変えて全国に伝わっています。小浜はその発祥の地とされ、周辺にはいくつもの比丘尼像や由緒地が残されています。 ❹真冬の冷たい水の中に飛び込んで藁綱を引き、豊漁と豊作を祈願する伝統の神事。藁綱の両端に取り付いた男性たちが、凍える手で太い綱を引っ張り、ほどく速さを競い合います。 ❺飛鳥・奈良時代から朝廷に食料を献上してきた「御食国」。豊かな食材を都に運び、都の食文化を支えてきました。現在でも関西では「若狭もの」「若狭の美物」と珍重されています。 ➏三方五湖のひとつ水月湖の底には、毎年1層づつプランクトンの死骸、花粉、黄砂が堆積します。現在7万年分の層が形成されており、各年の自然環境を知る手がかりとなっています。3八百比丘尼入定の洞穴(空印寺)八百比丘尼入定の洞穴(空印寺)1鯖街道(熊川宿)鯖街道(熊川宿)

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