の大社寺の祭礼をまねたものが導入されていった結果︑獅子舞や田楽などとセットで伝えられました︒都ではすでにみられなくなった芸能ですが︑八百年の時を超えた中世芸能の古態が今も受け継がれています︒地元では︑﹁オノマイ﹂﹁オノマイさん﹂などと呼ばれており︑春の例祭で奉納されるものが多いことから︑春の風物詩としても親しまれています︒人から人へ︑今も若い世代へと継承されています︒王の舞(美浜町 彌美(みみ)神社)王の舞(美浜町 彌美(みみ)神社)紅衣に赤い鼻高面、鳳凰の冠装束の舞手が1.8mほどもある鉾を操り、優雅で美しい舞を奉納します。獅子舞(美浜町 彌美神社)獅子舞(美浜町 彌美神社)獅子舞の芸能も伝承されています。王の舞(美浜町 織田神社)王の舞(美浜町 織田神社)床を力強く踏む動作が多いのが特徴です。少年が踊り手となる王の舞が披露されます。14街道沿いの集落には、都から伝わった民俗行事が数多く伝承されています。王の舞もそのひとつ。多くは4月初旬から5月にかけて行われ、集落ごとの特色を加えながら守り伝えられてきました。
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