青々吉日 TSURUGA WAKASA Spring&Summer
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はるか昔から北陸道の総鎮守と称され信仰を集め︑越前國一宮として敦賀市に鎮座する氣比神宮︒地元の人からは親しみを込めて﹁けいさん﹂と呼ばれています︒氣比社はかつて8~9世紀に敦賀におかれた渤海使の迎賓施設﹁松原客館﹂を管理するなど政治面でも中心的な存在でした︒7柱のご祭神が祀られており︑主祭神﹁伊奢沙別命︵いざさわけのみこと︶﹂は﹁御食津大神︵みけつおおかみ︶﹂とも称し︑元はその名のとおり食べ物の神様︒現在は衣食住全般や海上交通の安全などのご利益で信仰をあつめています︒北陸道総鎮守越前國一宮 氣比神宮15大鳥居大鳥居神域への入口の大鳥居は、春日大社、厳島神社と並ぶ日本三大木造鳥居で国の重要文化財。高さ10.93m、主柱間7.2mを誇る大規模な鳥居です。   03

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