青々吉日 TSURUGA WAKASA Spring&Summer
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湖︑日向湖︑菅湖︑水月湖︑三方湖の5つの湖の総称です︒5つの湖はそれぞれ︑淡水︑汽水︑海水と様々で︑塩分濃度や水深の違いによりすべて違う青色に見えることから﹁五色の湖﹂と呼ばれています︒標高400mの梅丈岳を走る全長11.2kmの県道三方五湖レインボーライン線からその違いを見ることができます︒スからは︑5つの湖とともに︑空とそこにつながる若狭湾の﹁あお﹂を見ることができ︑7つの﹁あお﹂が織りなす360度の大パノラマを楽しむことができます︒三方五湖は︑美浜町と若狭町にまたがる久々子レインボーライン山頂公園にある7箇所のテラ人々が三方五湖に親しみを覚えたのはいにしえの時代も同じで︑万葉時代にも﹁若狭なる三方の海の浜清みい往き還らひ見れど飽かぬかも﹂という季歌が詠まれています︒その昔から︑四季折々の美しさをもつ優雅な湖であったことがうかがい知れます︒湖には︑淡水魚や汽水魚︑回遊魚など多様な魚類が生息しています︒また︑それぞれの湖の特性に応じた伝統的な漁法が発達し︑食文化や伝統文化が脈々と引き継がれるなど︑農業や漁業の営みに豊かな恵みをもたらしてきました︒現在︑地域が一体となって自然環境の保全に取り組んでおり︑国際的にも高く評価された湖となっています︒三方五湖〜七つの「あお」〜21レインボーライン山頂公園から望む三方五湖レインボーライン山頂公園から望む三方五湖     06

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