山あいの岩間から湧き出る清泉で︑一年を通して水温が変わらず︑夏でも水につけておいた瓜が割れるほど冷たい事から︑その名前がつけられました︒ 泰澄大師によって開基された天徳寺境内奥に位置する滝一帯は木の間から光が差し込み︑岩には苔が群生する幻想的な光景です︒滝の音を耳にし︑マイナスイオンを浴びながらの散策はリラックス効果抜群です︒また︑五穀成熟・諸病退散の霊験があると信じられ︑夏でも冬でも変わらない流れを生み出すこの森を︑古の人々は神聖な﹁水の森﹂として敬ってきました︒岩を割ってこんこんと湧き出た水は︑地層が自然のフィルターとなり︑長い歳月をかけてろ過された純度の高いミネラル成分が溶け込んだ天然水として︑多くの人々に親しまれています︒名水瓜割の滝27瓜割の滝瓜割の滝 09
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