温暖な三方五湖周辺は、天保年間(1830-1844)から続く梅干しの産地。実の片側にほんのりと赤みがさした梅干し用の「紅映(べにさし)」と梅酒用の「剣先」が栽培されています。梅干しだけでなく、梅ドリンク、ジャムなど加工食品も豊富です。35くずまんじゅうぷるんとした食感とすっきりした甘さで夏の風物詩として大人気です。冷たい水で冷やして、のどごしも良いです。若狭ぐじ若狭湾でとれるアカアマダイのうち基準を満たしたものが「若狭ぐじ」と呼ばれます。ひと塩してウロコごと焼き上げる「若狭焼き」は、伝統のある料理方法。古くから高級魚として珍重されてきました。2020年にはトップブランドとして「若狭ぐじ極」(写真)も登場しました。福井梅うなぎ口がとがってお尻が丸いのが特徴の三方五湖でとれるうなぎは、別名クチボソアオウナギといわれています。ほかの地域のうなぎが「ハゼ」を食べるのに対し、とがった口先で高タンパクの「ゴカイ」を食べて育つことから栄養価が高いです。
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